遂にこの日が来るとは・・・日本で唯一無比のプロデューサー集団、スクーデリア・エレクトロも解散を迎えた。この10年で彼らが残した名曲の数々。これらをラ・イ・ブで聴く機会がなくなると思っただけでも心が痛い。
その場に立ち会おうと会場へと足を運んだ。
スクーデリアをライブ観るのは何度目だろう?'99×1、'01×2、'02×1、'03×2、そして今回と全部で7回目か?彼らにとっては2度目のAX。ほぼ超満員のなか、気付けばかなり前方にいた。(僕を知ってる人はご存じのとおり、果敢に攻めるのはかなり珍しいこと。)サポートメンバーも後期スパイラル・ライフからの最強コンビが5年ぶりに復活!?ドラムスは“日本のボンゾ”こと、向山テツとブリブリベースの湯川トーベン。この2人がいればリズム隊は最強。
1曲目から彼らにとってこの後が無いという風に、解散を連想させてしまう歌詞に涙腺を刺激され、何度も涙組んでしまった。そしてほとんどの曲の歌詞を歌いまくった。テクノポップ、ハードコア・テクノ、ブレイク・ビーツ・ロックンロール、ダヴ、ラヴ・バラード、マージー・ビート、ハード・ロック、パワーポップといった風にアレンジされた名曲達。
嘘のように、1曲1曲に当時あったこ出来事が走馬燈のように思い出される。
相変わらず、観客に毒づきながらいつものように楽しいライブが進む。笑わせといて、泣きメロ名バラードGHではやっぱり切なくなってしまうし。
アンコールでは、ショーキチの「25歳でデビューして12年。こんなに大変な職業だとは思わなかった。色んなことがありすぎたし。今日のライブで(一線から)現役引退するつもりだった。」発言も飛び出し!!!やっぱりと。
しかし、「今日のライブは本当に楽しかった。こんなに楽しいライブは初めて。これでまたやっていこうと気が変わった。前から盛り上がってくれれば、解散しなくて良かったのに(笑)」「もうかなりネタ切れなので(笑)、技を磨いて何年経つか分からないが、また戻ってくるので待っててください。」的な発言も彼の人柄があってこその正直なものだと思える。今日もあっという間の2時間半弱のライブだった。
ライブ後、スクーデリアを通じて知り合った友達と会ったけど、みんな泣いてた。今日は日帰りだったのでオフには残念ながら参加できなかったが、僕もこんなに落ち込むとは思っていなかった。帰りのバスの中でもランダムでずーっとスクーデリアを聴いてた。勿論、寝付けなかった。
10年も付き合ったスクーデリアという大事な恋人と遂に別れるときが本当に来たと頭では何度も理解しようとしてた・・・
しばらく立ち直れそうにないなあ。